シグナルとなる動作を見逃さないこと

学校では、毎年視力検査を行っていますが、それは年に1回のことです。それまでに、なにか眼に問題を抱えていなければ、普段は視力測定をすることがないため、視力の低下に気づかずに生活してしまうケースもすくなくありません。そこで、そのシグナルになる動作やしぐさについてみていきましょう。

大人であれば、視力低下を自覚して眼科を受信したり、メガネ店で検査を受けるなどの行動を起こしますが、小さなお子さんはそれまでそうした経験がないため、視力が落ちたと自覚できないケースがあります。また、ものが見えにくくなったと自覚していても、「メガネをかけろといわれるんじゃないか」となかなか正直にいってくれないものです。

近視もほかの病気と同様に、早期発見と早期治療ができれば、視力回復は容易になります。ところが、それを放置してしまうと、どんどん視力が低下し、ついにはメガネをかけることになってしまうのです。

そのため、小さなお子さんの場合、周囲の大人が日頃から注意をして、そのシグナルとなる動作やしぐさを発見するようにしたいものです。

では、その代表的はシグナルを見ていきましょう。

 ① 目を細めてものを見る

 ② 横目使いでものを見る

 ③ 上目使いでものを見る

 ④ 眼を大きく見開く

 ⑤ テレビに近づいて視聴している

 ⑥ 本を読むとき、眼と本の距離が短くなっている

 ⑦ 風邪をひいているわけでもないのに頭痛を訴える

以上がその代表的なもので、本人は無意識にこうした行動やしぐさをしているものです。こうしたシグナルを発している場合は、視力が低下している可能性があります。

 

「家庭で出来る超音波療法で視力が回復」参照