「職業選択の自由」に制限

現代の日本では、誰であっても職業選択の自由は認められています。しかし、ある種の職業では、必要な視力が定められており、いくら本人が志望し、成績が優秀であっても視力がその基準に満たなければ、その職業につけないという事実があるのです。

それは航空機のパイロットであったり、フライトアテンダント、警察官、動力車操縦者(鉄道・軌道運転手)、宇宙飛行士、プロボクサー、競艇選手、競馬騎手であったりもします。

一部には、「眼鏡やコンタクトレンズ装用で1.0以上」としたものもありますが、基本的には「裸眼視力で0.2以上」が求められているのです。

 パイロットや動力車操縦者は人命を預かる仕事ですし、警察官は治安を維持する仕事です。そこに厳密な基準があるのは当然のことですが、子供たちの憧れの職業であるため、視力が低いということで将来の夢をあきらめてしまわなければならないのは、とても残念なことといえるのではないでしょうか?

 また、プロのスポーツ選手も安全管理のために水準以上の視力が求められています。プロ野球では眼鏡をかけたプレーヤーも見ることが出来ますが、野球と同じくらい子供たちに人気のサッカーでは、眼鏡を装用したプロ選手を見ることはできません。

 体と体をぶつけあう激しいスポーツであるために、安全に配慮すると眼鏡やコンタクトレンズ装用者は危険ということになってしまうからです。

 ここに小さなお子さんがサッカーの才能があったとしましょう。しかし、視力に問題があり、眼鏡を装用しなければ試合に出られないとすれば、間違いなく出場メンバーから外れてしまいます。

 身体能力が高くても、そこに視力が伴わなければ実力は発揮できません。その段階で、その子どものサッカー選手としての未来がとざされてしまうのです。

 

「家庭で出来る超音波療法で視力が回復」参照